2005年11月13日(日)。吾妻橋3丁目において東京都下水道局及び関連建設企業による大規模な下水道工事の現場見学・説明会が行われました。パンフレットには以下のような趣旨の記述がありました。

 「本工事は江東内部河川の整備計画に基づき、雨水の放流先を現在の北十間川から隅田川に変更し、業平橋ポンプ所を再構築することにより内部河川の水質保全を図るものです。本工事では、これらのうち雨水を直接隅田川へ放流するための放流渠を築造するものです。」

 ※このような工事現場は滅多に見られないと思いますのでこの場を借りてご紹介します。それぞれの写真をクリックすると大きい写真が表示されます。

業平橋ポンプ所放流渠工事 見学説明会



はじめに下水道局・建設業者による概略説明が行われました。

立坑は地下45mの深さ。写真中央はエレベータで畳1枚程度の広さしかありません。

最下部に降りると巨大な放流渠が口を開けていました。いやー、デカいですね・・・

工事先端部のシールド掘削機です。真上はちょうどトヨタ・源森橋のあたりだそうです。

掘削の際に発生するかもしれないメタンガス防爆対策にエアカーテンを装備しています。

シールド寄りの放流渠内にあった制御室のようです。ハイテクですね〜。

セグメント(コンクリートの仕上げ壁)は現在部分的に施工中です。

立坑にある昇降用エレベータは運搬効率を高めるため10人乗車のすし詰め状態でした。

立坑を地上からのぞく(その1) ※左下の鉄骨はエレベータ用レールです。回転台座も見えています。

立坑最下部にあるトロッコの回転台座です。

トロッコ(機関車) ※これで貨物車を後ろから押すそうです。

トロッコ(貨物車) ※どちらもちゃんとライトがついてます。

シールド近くの通路脇にはいろんな機材がびっしりです。

エレベータの中から下部を撮影(振動でブレてしまいました・・・)

シールド掘削機の模型(前から)

立坑を地上からのぞく(その2) ※立坑は2つに分かれており下で繋がっていました。トロッコが見えています。

立坑脇の地上の工事敷地にある設備です。スパイ映画のセットのようでした。

大規模な工事だけに、近隣地域からたくさんの人が見学説明会に参加していました。

シールド掘削機の模型(後ろから)

工事案内図。平成18年完成予定だそうです。関係者のみなさま、ご苦労様です。