下町散歩


[お稲荷さん]


 こういう場所って子供の頃は秘密基地的な遊び場だったような気がします。平気で祭壇の裏に隠れたり、何かをちょっと壊しちゃったり・・・
 参道の脇には「七福神」?のような石像が。曇りの日は薄暗く、ちょっと不気味な雰囲気が漂います。 大人になった今となってはめったに立ち寄ることもありません・・・
 毎年2月の「福寿稲荷祭禮」では、参加した子供たちにお菓子が配られます。
 
 左の写真のように昼間の明るい時はいいんですが、右の写真のように曇りや夕暮れ時はちょっとこわいですね・・・
 あとでバチがあたらないよう、写真に収める際には一応「お参り」をしておきました。


[路地]


 ちょっと歩くとこういう場所ってけっこうあるもんなんですね。ご覧のとおりクルマ一台がぎりぎり通れる道ですが、昔は当たり前の道幅だったのでしょうか?遠くで「豆腐売り」の笛の音が聞こえていました。日陰の隅っこではネコが気持ち良さげに寝そべっていた、のどかな吾二でした。



[木造家屋]

 建てられてから、かなりの年数が経っているのでは、とお見受けします。
 「こいのぼり」じゃないですが、屋根より高い「熱帯植物」。地面から生えているとしたらかなり大きいですよね。後ろの高層ビルとの建物の対比が印象的でした。

        






[銭湯]

 木造家屋の横を見上げれば懐かしい雰囲気の煙突が・・・風呂上りの脱衣所でタオルを腰に巻き、片手を腰にあて飲む牛乳はうまかった。そんな思い出を持つ方も少なくないのではないでしょうか。




[塀や扉]

 昔はこういう木製の塀や扉ってもっとたくさんあったような気がします。いつのまにか少なくなってしまったんですねえ・・



[枕橋]
  「枕橋」の名前の由来

 吾妻橋二丁目と向島方面を結ぶ小さな橋です。柳の木と並んで橋を照らす街灯はなんともレトロな感じです。橋の袂に係留されているのは屋形船でしょうか?橋を渡った鉄道のガード下にはラーメン屋さんがありました。今はもうやってませんが建物だけは残ってます。ここのねぎラーメンは絶品でした。






[竹材工房]


 源森橋近くにある竹屋さん。建てられてから半世紀弱の年月が経つ工房だけに、屋根裏部屋など屋内には何とも言えない懐かしい素朴な雰囲気が漂っていました。


 今の吾二には昔のような下町の景色はありません。ですが街角にはほんの少しだけ、まだこんな下町風情が残されています。